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償還期間の長い住宅ローンのメリット フラット50は長期優良住宅でないと組めない理由
フラット50のメリットって何?
前回の記事「住宅ローンの返し方 償還期間によって総返済額が変わる?」では、住宅ローンの償還期間と総返済額の関係をご紹介しました。フラット35とフラット50を比較した時、ポイントは以下の2点でしたね。
ポイント1:利子率はフラット35の方が小さく設定されている
ポイント2:償還期間はフラット35の方が短い
フラット35とフラット50を比較すると、利子が大きく償還期間も長いフラット50の方が、総返済額が大きくなることを確認しました。では、フラット50などの償還期間の長いローンを組むメリットは一体何なのでしょうか?
フラット50はなぜ長期優良住宅でないと組めないの?
ポイント2に着目してみましょう。フラット50の方が利率も高く償還期間も長いので、支払い総額は大きくなりますが、償還期間が長い分、毎月の支払額はフラット35よりも少なくなります。ここで、「住宅ローンの基本 代表的な要件『返済負担率』を押さえよう」で説明した「返済負担率」の制約を思い出してみましょう。月々の返済負担率には上限がありましたね。
そのため「質の高い住宅を建てたいけれど、返済負担率の上限に引っかかってしまい融資を受けられない」というケースが良くあります。
フラット50には、毎月の返済額を減らすことで、返済負担率を引き下げる効果があります。そのため、返済負担率の上限にかかってこれ以上借入金を増やせないという場合には、フラット50を選択すればもっと借入額を大きくすることが出来ます。
「少し背伸びかもしれないけど、どうしても質の高い住宅を建てたい!」というニーズに応えるために、フラット50は活用されています。フラット50の申請に、長期優良住宅であることが必要なのはこのためなのです。
妥協のない家づくりを
住宅は、人生でたった一度きりの買い物です。そのため、妥協のない品質を追求したいと思う方が多いのは当然です。しかし、品質を追求していくと、コストはどうしても膨れ上がってしまいます。
そんな折、「返済負担率」の制約が足かせになる場合があることと、償却期間を延ばすことによってその問題をクリアーできる場合があるということを覚えておきましょう。
もちろん、その際は返済に関するライフプランとの相談が必要になります。リガードでは、「このくらいの予算で、こんな家を建てたいんだけど…」という、品質とコストの相談をいつでも承っております。ぜひお気軽にご相談ください。
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