
光と風が回る高天井のリビング
Interview
Iさまご家族の住まいは、住まいの中央を通るリビング階段が「光の柱」となって光と風が回る家。3.6mもの高天井のリビングダイニングにはリズミカルに窓が並び、カーテン越しにやわらかな光に包まれる心地よい空間が広がっています。リビングの窓際のベンチはとりわけ居心地のいい日だまりで、猫たちもお気に入りのくつろぎスペース。芝生の庭に訪れる蝶や小鳥を眺めたり、香箱座りのまま微睡んだりして過ごしています。「健康的で、広くて明るいリビングがほしい」というIさまご夫妻の希望を実現しました。リビング、ダイニングから庭まで広く見渡せるキッチンはフルフラットのオープンスタイルで、吹き抜けの開放感も相まって居心地がよく、白で統一されていて明るく、清涼感に満たされていて、奥さまも大満足の仕上がりです。
家事のしやすさも家づくりの上ではポイントでした。段差があると掃除の手間が増えるので、フラットフロアに。「子どもやペットがつまずく心配もありませんし、お掃除ロボットも隅々まで掃除してくれます」と奥さま。またゲスト用の動線とは別に、洗面 → ファミリークローゼット → ランドリー/キッチンへとつながる家族の動線=おでかけ/おかえり動線=家事ラク動線という一石三鳥の設計で、ストレスなく動き回ることができます。収納はファミリークローゼットに加えて、玄関脇に犬の足洗い場も備えた土間収納、リビング収納のほかベンチ下にも収納も備えていて生活スペースはスッキリ。階段下は犬の寝床としてフリースペースにしました。2階にもウォークインクローゼットや納戸があるので、収納力抜群です。
コロナでワークスタイルが変わったことで、リモートワークのための書斎を2階に。書斎の背面に窓をつくり、階段ホールとつながりを持たせて快適性を高めました。階段下のアーチや回り階段をはじめ、細部の様式にはヨーロピアンモダンを取り入れていて、階段ホールには腰下の位置に格子状の通風窓。機能性だけでなく、遊び心を感じさせるデザインです。また、生活空間の白と対比して水回りは鮮やかな青のファブリッククロスでまとめ、トイレはアニマル柄のクロス仕上げなど、暮らしを彩るアイデアが目を惹きます。
「住まいとしての機能性と洋風の素敵なデザインを両立できる会社を探していて、リガードを紹介されました。自分たちのやりたいことを要望書にして打ち合わせに臨みましたが、建築家の先生が的確に汲み取ってくださって、ほとんど最初に提示いただいたプラン通りで進めることができました」とご夫妻。また「実際に暮らしてみて、冬場は床下エアコン、夏は2階のエアコン1台を動かすだけで快適に過ごせています」とIさま。気密断熱性をはじめとした住宅性能にも納得です。