「建坪18坪」ってどういうこと? 意外とあいまいな建坪の定義

建坪っていったい何のこと?

坪単価の計算や、家の間取り、庭の広さを考える際に「建坪」という言葉をよく使います。

「建坪18坪で、坪単価は60万です」などと何気なく言われることがありますが、建坪って厳密には何を指しているのでしょう?

建築面積と1階床面積って何が違うの?

実は建坪には厳密な定義がありません。

建築基準法の条文を読んでも、「建坪」という言葉はどこにも出てこないのです。

逆に、法律上の定義がきちんとある言葉は、「建築面積」や「延べ床面積」(延べ面積とも)です。

建坪という言葉には明確な定義がありませんから、「施工者によって意味が微妙に違う」という特性があります。

具体的には、建坪という言葉で「建築面積」を指す施工者と、「1階床面積」を指す施工者がいます。

建築面積の定義には「水平投影」を使い、少々難しいので、他の記事で詳述しているのを参照してください。

1階床面積とは、その通り1階の床の面積のことです。

ポイントは、ほとんどの場合、同じ建築物でも「建築面積」の方が「1階床面積」より大きいということです。

「建坪18坪」といっても、「建築面積18坪」なのと「1階床面積18坪」なのでは意味が異なります。

施工者と話していて、「説明があいまいだな」と感じたら、建坪とはどちらの意味で言っているのか、きちんと確認を取りましょう。

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定義が明確でない言葉は他にもあります。

「建物面積」と言うときは、延べ床面積を指すことが多いです。

ですので、「土地45坪、建物面積30坪です」などと言う場合、1階と2階の床面積の合計が30坪という意味かもしれません。

その場合、「建築面積」と「建物面積」とでは数値が倍くらい違うので、取り違えないようご注意ください。

まとめ

坪単価の計算や、家の間取り、庭の広さを考える際に「建坪」という言葉をよく使います。

建坪について正しく理解して、快適に暮らせる住まいづくりを実現しましょう。

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