建築事例WORKS
煌く風、光、声
- 家族構成
- ご夫婦・お子様一人
- 建築地
- 東京都
- 建物価格
- 2600〜2900万円
- 坪数
- 31〜35坪
出産をきっかけに家づくりをスタートさせたというTさまご夫妻。住まいづくりのテーマは『リビングに家族が集まって過ごす、広々と居心地のいい空間づくり』でした。リガードからの提案を採用し、廊下や間仕切りをつくらず、玄関からLDK、中二階に設けたワークスペース、そして2階までがひと繋がりになった空間構成に。1階はダイニングを中心に行き止まりのない回遊動線で、キッチンに立つと家じゅうが見渡すことができ、料理をしながらでも子どもに目配りができて安心です。脇にパントリースペースを設けたことで、収納力と利便性が格段にアップしました。「家事の効率が断然よくなって、時間にゆとりができました」と奥さま。リビングを土地形状に合わせて掘り下げたぶん天井が高く、テラスに向かって縦横に並ぶ大きく開いた窓から陽の光や心地よい風をとり込んで、明るく開放的な空間に仕上げられています。「友人や会社の同僚を呼んで大人数が集まったときでも、ベンチのように腰掛けられるので、段差があって掘り下げのリビングは大正解でしたね。子どももアスレチックのように上ったり下りたり、声を上げて喜んでいます」とTさま。「夏場の暑さでも、リビングと2階に1台ずつのエアコンで十分でした。光熱費も思っていたほどかかりませんでした」と奥さま。モデルハウスで体験していた気密・断熱性の高さを、改めて実感したと驚いていました。
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奥さまのご要望という対面式のアイランドキッチン。1階を広く見渡すことができます。リビング・ダイニングに向かって開いたオープンスペースだが、背面のキャビネット収納に加えて、回遊動線でパントリーにつながっているため、食器や食材が散らかることなく、スッキリと美しく保たれています。パントリーは、玄関側からぐるりと回れるので、買い物帰りにそのまま収納ができて、家事をラクにこなせます。
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スクエアな外観に、大きく開いた窓が特長的なシンプルモダンなデザイン。道路側の窓は小さく、閉じたような外観にすることでプライバシーに配慮しています。パーキングスペースの門扉は雨よけだけでなく、建物の造形に呼応して、デザインのアクセントになっています。
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大きく開いた掃出し窓が照らす2階の洋室。「明るくていちばん気持ちのいい場所なので、子どもが大きくなったら、子ども部屋にしようと思っています」とご夫妻。床材には質感がやわらかく、あたたかいオーク無垢材を採用しました。左手奥はサンルームのようなバルコニー。「光の入り方がちょうどいい。椅子をもち出して、本を読んだりしながら、のんびり過ごすことができます」と奥さま。
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中二階のバルコニー側から、室内が広く見渡せます。スケルトン階段にすることで、家じゅうに光と視線が抜けて開放感はひとしお。「バルコニーの大窓から朝陽がたっぷりと差し込んでくるので、毎朝、気持ちよく目が覚めます」とTさま。2階の階段正面は家族のウォークスルークロゼット。オンとオフの切り替えがスムーズで、共働き世帯にはぜひ取り入れてほしいアイデアです。2階も1階と同様に回遊動線になっていて、慌ただしい朝の時間でも身支度に余計なストレスがなく、洗う・干す・しまう洗濯動線もシンプル。
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「どうしても自分のワークスペースが欲しかった」というTさま。中二階のスペースを活用して、書斎兼PCデスクとしてカウンターを造り付けにしました。右手のバルコニーにつながる階段は、ニッチスペースを活かして本棚に。「ここにいれば、仕事していても家族を身近に感じることができて安心。集中力も高まります」正面の大きな窓から中二階を通して1階や2階にも光が広がっていきます。時間に合わせロールスクリーンを下ろして、日射しをコントロール。
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玄関を広くとって収納も確保しながら、LDKと一体化させた大空間設計。空間それぞれの境界を曖昧にして、光をよく通し視線が抜けるデザインは、空間に奥行きを感じさせます。土間フロアの玄関は、自転車やベビーカーをそのまま並べておいても余裕のある広さです。シューズインクロゼットに靴だけでなくコートなどのお出かけ用品もまとめて置いておけるので、室内をすっきりと保てます。
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「日々のことなので、素材感にこだわりました」と、床には無垢材を採用しました。高さの異なるリビングとダイニング・キッチンの床材を、バーチとアカシアで使い分けていて、メリハリのある質感を楽しむことができます。壁には白のクロスを使い、窓から入る光を受けて隅々まで光が届き、家じゅうどこに居ても心地よく過ごすことができます。