
光の濃淡が生む、心地よい静穏
Interview
子どもが大きくなって、マンションが手狭になったということでスタートしたTさまご家族の家づくり。テレビで見たコジマジックさんの収納術に興味を持って、“収納”をキーワードに建築会社を探したところ、リガードに出会いました。「担当営業が『いい土地で、いい家をつくりましょう』と色々教えてくださり、マンションが高く売れるようにも動いてくれました。建築家の先生が私たちの要望を的確に汲んでくれて、ふんだんに盛り込んでくれましたし、結果的に広い庭もつくれて、リガードに任せて正解でした」とTさま。
広々とした1階のリビングには、縁側のようなデッキテラスに沿って大きな掃き出し窓が並びます。同時に、自然の力を活用して暮らしを豊かにするパッシブデザインが光の濃淡までコントロール。おだやかで品のある空気感漂う空間に仕上がっています。パナソニック製のキッチンは、候補となる各メーカーのショールームを3回ずつ訪問して選び抜いたという逸品。また「キッチンからパントリー、洗濯室まで直線的につながるシンプルな動線のおかげで家事もラクにこなせます」と奥さま。
キッチンの隣にはスタディカウンター、2階の階段脇にもカウンターがあり、どこでも読書や宿題ができます。回廊のように階段を囲む2階のスペースは本棚が並ぶファミリーライブラリー。思い思いに過ごせる場所が住まいのあちこちにあり、各自の部屋は寝るだけの空間という位置付け。「それでも自分だけのスペースができたと子どもたちは喜んでいます」とTさま。
「家事にせよ何にせよ、できるだけ平面的な動きで用事を済ませることができる家にしたかった」と奥さま。暮らしやすいシンプルな間取りを希望しました。1階も2階も扉で空間を仕切らず、段差がなくフラットにつながるシームレスな空間に仕上げられています。回遊動線で動きにストレスがない設計、通り土間の玄関もゲストと家族の動線を分けています。テーマの一つでもあった収納は、Tさまご家族にとって集中収納が最適解となりました。家族5人分のモノを集約できるファミリークローゼットは広さを活かして中央にカラーボックスを並べてゾーン分け。「収納する場所が決まっていれば、モノを探す場所も限られるので助かります」と奥さま。洗面はダブルボウルにして時間帯の重なる朝夕でも混雑しないようにしました。
「これだけの広さでも家全体がエアコン1台でしっかり暖まるので、気密断熱の高さを実感しています」とは、Tさまが住みはじめて実感した感想。住まいの外観は30年メンテナンスフリーの外壁に、天然木をベースに経年変化も楽しめるナチュレウォールを組み合わせました。「仕上がりもイメージ通りで、気に入っています」と、ご家族そろって心地よい暮らしを楽しんでいます。