家族からの紹介で、土地探しから家づくりまでリガードに任せることにしたというMさまご一家。
今回の新居づくりではディティールにこだわって、暮らしやすい住まいを実現しました。

1階全体が段差のないユニバーサルデザインに加え、暮らしやすさを重視した回廊設計。行き止まりのない回遊動線は暮らしの中でストレスを感じることもなく、「子どもが家の中を走り回っても安心です」とご夫妻の共通した感想。
奥行きと広がりが強調された空間設計という印象ながら、パーソナルスペースを大事にしたいという要望から、あえて吹き抜けはつくりませんでした。

キッチンは先々の使い勝手も考えて、ショールームで確認しながら、あえて高さのあるタイプに。カウンター越しに視界が広く、リビング向こうのテラスまで見渡すことができて、料理をしながらでも家族に目配りができるので安心。ダイニングスペース脇のカウンターにはニッチをつくって、見守りカメラのモニターを設置しているので、2階の様子にも気配りができます。

広い庭もご希望のひとつでした。こどもが走り回ったり、家族や友人でBBQをしたり、オープンテラスのように夫婦でお酒を飲む場所にも好適。「日当たりの良い、明るい家にしたい」というご希望から近隣の配棟など立地環境を考慮しながら、庭を挟むことで隣家と十分なマージンができ、通風採光もバッチリ。
リビングと庭をつなぐスペースはウッドデッキにせずに、耐久性や掃除などのメンテナンスしやすさからストーンデッキをチョイス。敷地のゆとりを活かして勝手口にエクササイズ用のサンドバッグを吊るしたり、夏場には庭に子どもプールを出したりして楽しんでいます。

生活空間を広く使えるように、収納も充実させました。玄関のファミリークロークをはじめ動線に沿って収納が並んでいるので使い勝手がよく、棚はすべて可動式にしてあるので、住まいに合わせてモノを選ばず、モノに合わせて調整ができます。
「通路のストレージをお掃除ロボットの基地にすることにしたいと思い立って、出入りできるように収納扉を部分的にカットしてもらったり、建てる中で細い調整してくれたのも良かったです」と奥さま。
ドライルームは、家族それぞれの衣装ケースを置いても、大人が無理なく行き交う余裕がある広さ。
脱ぐ→洗う→干して乾燥→しまう→着る、一連の流れが一箇所で完結するので、家事負担が少ないのはもちろん、ふだんの暮らしの中で、こどもたちも「自分のことは自分でやる、自分でできる」という意識が高まります。

「細かなところで感じていた“負”の部分まで解消してもらいました」と奥さま。たとえば階段の見切りを隠して埃が溜まる場所を無くして掃除がしやすく、見た目にもすっきりとしたデザインに。
流行りのファミリークローゼットやウォークスルー、吹き抜けの大空間にはせず全体的にオーソドックスながら、暮らしていく中でしか気づかない細かな部分に手が届いた住まいづくりを叶えています。