Light museum ー光の魔法ー

2人家族東京都八王子市 26〜30坪

#1階リビング #リビング階段

Interview

Sさん夫妻の家づくりのテーマは、美術館に過ごすような、心地のよい緊張感のある空間づくり。
窓からの光が時間とともに移ろいながら、まるで日時計のように室内に美しい陰影を刻んでいきます。自分たちの暮らし方・ライフスタイルを突き詰めて考え、家づくりの最初の段階から収納は最小限のスペースに留めて、空間の要素も少なくシンプルに。「家づくりの途中で一目惚れしたソファが、空間を考えるキーアイテムになりました。このソファや昔からのピアノ、大好きなインテリアに囲まれながら、時間が過ぎるごとに変わる表情豊かな住まいに大満足です」と夫妻で声を揃えます。
置き家具の一つひとつに至るまで厳選した住まいで、ミニマルで美しい暮らしを堪能しています。

美術館やサロンを思わせる落ち着いた佇まいのリビング。アップライトピアノなど調度品の質感が空間に相まって、見事なまでにお好みの世界観を実現しています。ダウンライトなどの照明も効果的。
吹き抜けの上部には室内へたっぷりと光をおとす大開口。高気密・高断熱といった高性能を背景に開放的な空間設計を取り入れながら、冷暖房効率の良い快適な屋内環境を実現しています。
光と陰のコントラストが空間全体に心地よい緊張感をもたらす、無駄のないシンプルモダンなLDK。フラットベットのソファやペンダントライト、厳選したインテリアが暮らしを引き立てます。
広々したシューズクローゼットを備えた三和土の玄関。来客時にはキッチン側のスライドドアをクローズ。ふだんは開けておいて、玄関からキッチンへ直接アプローチができます。
効果的に窓を配置して明るくすっきりと美しい洗面室。正面浴室もシックなアクセント壁にして、住まい全体のトーンに合わせました。洗面台もキャビネットなどをつくらず要素を少なくして、シンプルに仕上げています。
光の集まるリビング階段の吹き抜け。壁や天井の純白と、色が深く重厚感のある無垢床とのコントラストが効いて、空間全体を引き締めています。空間に溶け込むように、階段の手摺はスチールに。
時間の移ろいと共に自然光が織り成す陰影によって、住まいが表情豊かに彩られていきます。凛とした光が生む幾条もの陰影が、空間全体に心地よい緊張感を与えています。